サラノロクサボード（2006年生、母ガッドロクサーヌ）

サラノロクサボード（2006年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名（愛犬名より）＋母名より＋父名の一部」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時9歳）と交配したガッドロクサーヌが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田牧場。戦績は、中央平地6戦1勝、地方30戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月15日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のマルカフリートに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2009年）

5月24日、約6か月半の休み明けで迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた3戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

12月26日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

4歳（2010年）

1月31日、中4週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

6月2日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、加古川特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月24日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

5歳（2011年）

2月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、初花月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

3月9日、中4週で馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた9戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

4月5日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C4四（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフラココに7馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

4月19日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた11戦目は、東日本大震災復興支援復興を応援します女川（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモドリーミンに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月4日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3四（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルミナエトワールに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月15日、中1週で迎えた13戦目は、ゆうじ&ともみ結婚記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のサンドリーナに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月5日、中2週で迎えた14戦目は、輪島窓岩特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

10月4日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、がんばっぺす!みやこ杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のドンラミロに4馬身の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

10月25日、中2週で迎えた16戦目は、明治記念相撲特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るトップウを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月13日、中2週で迎えた17戦目は、祝結婚バちゃんカップ（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のトウショウフロストに3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

11月22日、連闘で迎えた18戦目は、オペラ「高野聖」特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（7戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフレアリングピュアに2馬身の差をつけて9勝目を手中に収めた。

12月18日、中1週で迎えた20戦目は、B1級チャンピオン（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（8戦6勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

6歳（2012年）

1月1日、中1週で迎えた21戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、松竹梅特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、バーンバーンバーンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

1月16日、中1週で迎えた22戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、睦月特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた23戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、節分特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

2月6日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、立春特別（名古屋ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

2月20日、中1週で迎えた25戦目は、如月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3月11日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた26戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、東日本大震災復興支援特別（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルブラジリエに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月25日、中1週で迎えた27戦目は、イルカウオッチングクルーズ特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

4月3日、連闘で迎えた28戦目は、浅の川園遊会特別（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で江下英昭騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた29戦目は、宇出津曳山祭特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江下英昭騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた30戦目は、苺一会特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（2戦2勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた31戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は江下英昭騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた32戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、東日本大震災復興支援（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、ショッキングブルーにアタマ差交わされて2着となった。

6月24日、中1週で迎えた33戦目は、古九谷修古祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（9戦6勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた34戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた35戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、織姫夏ものがたり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた36戦目は、千里浜なぎさドライブウェイ特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。