サンドリーナ（2007年生、母コリンナ）

サンドリーナ（2007年5月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「モーツァルトのオペラの主人公より」。毛色は栃栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時15歳）と交配したコリンナが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）隆栄牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方31戦10勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の刀装具の美特別(一般B2一)。

経歴

デビュー前

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月30日、デビュー戦は安藤光彰騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は392kg。17頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

4月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

5月28日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のドールフェステバルに半馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月18日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月16日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた5戦目は、一般C17（荒尾ダート950m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったクレバーヒロインから1馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた6戦目は、一般C15（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のセルリアンタオに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月5日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

4歳（2011年）

2月27日、中9週で迎えた9戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

4月5日、中4週で迎えた10戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般C4三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したホーマンライズを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中3週で迎えた11戦目は、復興を応援します松島町（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のヒミノファルブラヴに3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

5月15日、中0週で迎えた12戦目は、ゆうじ&ともみ結婚記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したサラノロクサボードを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3四（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアンリミテッドを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

6月12日、中1週で迎えた14戦目は、竹達彩奈22歳生誕記念（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3二（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメーテルスマイルに2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

7月19日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2二（金沢ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で葛山晃平騎手（6戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のノボスイーツをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

8月2日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で葛山晃平騎手（7戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルキーワイルドに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月16日、中1週で迎えた18戦目は、一般B4二（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で葛山晃平騎手（8戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のミルエンボイをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

8月30日、中1週で迎えた19戦目は、蛸島キリコ祭り特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で葛山晃平騎手（9戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた20戦目は、千枚田結婚式特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で葛山晃平騎手（10戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るセフティーステージを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて9勝目を手中に収めた。

10月4日、中1週で迎えた21戦目は、一般B3三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で葛山晃平騎手（11戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月9日、連闘で迎えた22戦目は、一般B2二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で葛山晃平騎手（12戦7勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、マヤノバルトークに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月24日、中1週で迎えた23戦目は、刀装具の美特別（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で葛山晃平騎手（13戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のサカイチハナミズキを3/4馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

11月1日、連闘で迎えた24戦目は、全日本菊花大会特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で葛山晃平騎手（14戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた25戦目は、一般B1二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で葛山晃平騎手（15戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったダイワエンパイアに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月4日、中1週で迎えた26戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で葛山晃平騎手（16戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

12月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、B1級チャンピオン（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

5歳（2012年）

3月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、東日本大震災復興支援特別（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（17戦8勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフブキサクラコに半馬身届かず2着となった。

3月25日、中1週で迎えた29戦目は、蛇の目神事特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（18戦8勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

4月3日、連闘で迎えた30戦目は、兼六園ライトアップ特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（19戦8勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4月15日、中1週で迎えた31戦目は、宇出津曳山祭特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（20戦8勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月13日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、金沢城リレーマラソン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（21戦8勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月27日、中1週で迎えた33戦目は、百万石薪能特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（22戦8勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた34戦目は、金沢城入城特別（金沢ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で葛山晃平騎手（23戦8勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた35戦目は、山崎真騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では非凡な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

7月17日、中1週で迎えた36戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。