シクレノンブリット（1989年生、母ノトビート）

シクレノンブリット（1989年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリフアーズスペシヤル（当時9歳）と交配したノトビートが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地14戦1勝、地方4戦2勝。主な勝ち鞍は1992年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

2月3日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

2月8日、連闘で迎えた2戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のナイアガラフォールに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月1日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

9月27日、約6か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上500万下の十和田湖特別（函館芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で塩村克己騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

11月8日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上500万下の河口湖特別（東京芝2300m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で塩村克己騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた7戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2300m 小雨/不良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

11月28日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

4歳（1993年）

5月9日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた12戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

7月31日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 雨/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

9月18日、中6週で馬体重を前走から24kg戻して迎えた14戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

11月15日、中7週で迎えた15戦目は、平床良博騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のシロキタエレガンスに半馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

12月5日、中2週で迎えた16戦目は、C4-1（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平床良博騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた17戦目は、C4-1（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で平床良博騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のノスタルジックに1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

5歳（1994年）

4月11日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、山本益男騎手を鞍上に迎えて、C3-1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。