ナイアガラフォール（1989年生、母タイガーテスコ）

ナイアガラフォール（1989年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアスワン（当時10歳）と交配したタイガーテスコが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は波田和仁。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回、地方28戦9勝2着4回。主な勝ち鞍は1992年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

2月8日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は520kg。12頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したシクレノンブリットを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月22日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジミアガニヤに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月21日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

4歳（1993年）

1月5日、中2週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

2月14日、中5週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

10月17日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた8戦目は、千場俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1ハ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で千場俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1ロ（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で千場俊彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（1994年）

4月11日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた11戦目は、奥下一月騎手を鞍上に迎えて、一般C2（中津ダート1180m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月18日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2（中津ダート1180m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で奥下一月騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた13戦目は、石川浩文騎手を鞍上に迎えて、一般C2（中津ダート1180m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のロングシュアに5馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

5月5日、連闘で迎えた14戦目は、小林秀昭騎手を鞍上に迎えて、一般C2（中津ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンエクシードに3馬身の差をつけて3勝目を手にした。

5月21日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林秀昭騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月25日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、矢野久美騎手を鞍上に迎えて、一般C2（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月3日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は石川浩文騎手（1戦1勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は小林秀昭騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月18日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた19戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C（中津ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた20戦目は、一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は小林秀昭騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミルフォードガードに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

6歳（1995年）

1月1日、連闘で迎えた21戦目は、高砂哲二騎手を鞍上に迎えて、一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のグロウゲンザンに1馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

1月4日、連闘で迎えた22戦目は、山田保騎手を鞍上に迎えて、一般C1（中津ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月14日、中0週で迎えた23戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田保騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったハギノパワフルから1馬身差の2着となった。

1月23日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、一般C2（中津ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田保騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月28日、連闘で馬体重を前走から8kg戻して迎えた25戦目は、一般C1（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は高砂哲二騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のシンウイングに3馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。

2月6日、連闘で迎えた26戦目は、一般C1（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高砂哲二騎手（2戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のシンウイングに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月19日、中1週で迎えた27戦目は、長崎県つばき賞特別（中津ダート1620m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高砂哲二騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったホームランストームから3馬身差の2着に敗北した。

2月27日、連闘で迎えた28戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1（中津ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のホーワンボーイに2馬身半の差をつけて8勝目を獲得した。

3月6日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、一般C1（中津ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は高砂哲二騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミサトタイショウに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月11日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高砂哲二騎手（5戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマンダラサンから2馬身差の2着に敗北した。

3月21日、中0週で迎えた31戦目は、一般C2（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高砂哲二騎手（6戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったマンダラサンから1馬身半差の2着に敗北した。

4月8日、中2週で迎えた32戦目は、菜の花特別（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は石川浩文騎手（2戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた33戦目は、一般C（中津ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は高砂哲二騎手（7戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアヤメダイヤに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月5日、連闘で迎えた34戦目は、一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高砂哲二騎手（8戦5勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた35戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、あじさい特別（中津ダート1760m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。