ポセイドン（2010年生、母プリンセスイブ）

ポセイドン（2010年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「海洋を司る神（ギリシャ神話）」。毛色は栗毛。種牡馬のアルデバランⅡ（当時12歳）と交配したプリンセスイブが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方15戦8勝2着2回。2013年のサラブレッド大賞典(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

5月12日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

6月15日、中4週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

7月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

8月13日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマスターダッシュに約13馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

8月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳B2（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーシャンに3馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

9月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳B1（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフミタツダイヤを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトミケンジェストに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月13日、中1週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルリボーンに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4歳（2014年）

4月13日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、阿岸本誓寺特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（5戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったイイデジャストに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で迎えた10戦目は、九谷茶碗まつり特別（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田晃浩騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメジャーディーバを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月13日、中1週で迎えた11戦目は、能登麦屋節全国大会特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田晃浩騎手（7戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のメジャーダンディーに2馬身の差をつけて7勝目を収める

5月26日、中1週で迎えた12戦目は、A・G・I（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で吉田晃浩騎手（8戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた13戦目は、あばれ祭特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田晃浩騎手（9戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したペプチドアメジストにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月6日、中1週で迎えた14戦目は、旧福浦灯台ライトアップ特別（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で吉田晃浩騎手（10戦7勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメジャーダンディーを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

8月5日、中3週で迎えた15戦目は、和倉温泉夏花火特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉田晃浩騎手（11戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた16戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のイヌワシ賞（金沢ダート2000m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

9月28日、中4週で迎えた17戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、北陸新幹線開業C.D.特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

11月2日、中4週で迎えた18戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の北國王冠（金沢ダート2600m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。