ドリームパワー（2009年生、母ニシノコマチ）

ドリームパワー（2009年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「夢の力はみんなに勇気を与えてくれる」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時14歳）と交配したニシノコマチが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大栄牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、中央障害11戦0勝、地方7戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大栄牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

藤木一男厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2011年）

8月14日、デビュー戦は中川雅之騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハルカゼフブキに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦の金澤月見光路特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るシンカンイチコを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

10月4日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず3着に敗れた。

11月15日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセスカップ（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた5戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、アルドラに半馬身交わされて2着となった。

12月13日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のあての木賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3歳（2012年）

4月14日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、サンキューアスクに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

5月19日、中1週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

8月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

10月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は平野優騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で平野優騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

12月23日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で平野優騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に敗れた。

4歳（2013年）

2月17日、中7週で迎えた15戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

2月23日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

9月21日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

12月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2014年）

11月15日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 小雨/良）に出走。鞍上は平野優騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

6歳（2015年）

2月28日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は金子光希騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月11日、中5週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8歳（2017年）

3月12日、約23か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子光希騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた23戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月6日、中4週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月16日、中9週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。鞍上は金子光希騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月3日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月7日、中4週で迎えた27戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

9歳（2018年）

1月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は金子光希騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。