ショウサンイチマツ（2018年生、母ショウサンウルル）

ショウサンイチマツ（2018年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+市松模様より」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時10歳）と交配したショウサンウルルが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はモリナガファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

松下武士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

1月11日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、リアンクールに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

1月30日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したコマンダンテに3/4馬身届かず2着に敗北した。

2月20日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月17日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克駿騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克駿騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

7月4日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月14日、中5週で迎えた8戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のライトオブワールドに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、4着を確保した。

10月3日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松本大輝騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

4歳（2022年）

2月5日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 小雪/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で松本大輝騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマベルロンジュに4馬身の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

2月19日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの皿倉山特別（小倉芝2600m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で松本大輝騎手（4戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、伸びてきたテンカハル決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。