ディプロイディ（2012年生、母ヴィトンクイーン）

ディプロイディ（2012年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「二倍性」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時18歳）と交配したヴィトンクイーンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。2016年の黒髪山賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

8月17日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。馬体重は534kg。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

12月7日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

3歳（2015年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

6月14日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

7月26日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた10戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は川島信二騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したジェットにアタマ差届かず2着となった。

9月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したレッドディザーブを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

10月25日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月8日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の伊達特別（福島ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したレッツゴースターにハナ差届かず2着となった。

12月5日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

12月12日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は川島信二騎手（8戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

4歳（2016年）

2月6日、中7週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた19戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の如月賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3月5日、中3週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた20戦目は、地方重賞の黒髪山賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったコスモポッポに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月26日、中2週で迎えた21戦目は、地方重賞の佐賀弥生賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた22戦目は、スイートピー特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

5月8日、中1週で迎えた23戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、カーネーション特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

6月5日、中3週で迎えた24戦目は、地方重賞の開聞岳賞（佐賀ダート1750m 小雨/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5歳（2017年）

3月25日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の佐賀弥生賞（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

4月2日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた26戦目は、清明賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。