シマノラピス（2000年生、母シマノエメラルド）

シマノラピス（2000年5月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝石」。毛色は鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時12歳）と交配したシマノエメラルドが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は対馬正。戦績は、中央平地19戦1勝、中央障害19戦2勝2着1回、地方2戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の障害3歳以上オープン。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

9月8日、デビュー戦は金折知則騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。17頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

9月21日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

3歳（2003年）

2月19日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の紅梅賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で驀進したが、勝ったアオミアローにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた8戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

4月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップチェリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月26日、連闘で迎えた10戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた11戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月31日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた13戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミサキテンユウを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月5日、中2週で迎えた14戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

10月26日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の原町特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

11月15日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

12月21日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

4歳（2004年）

1月25日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

2月1日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。17頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

3月27日、中4週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（6戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月30日、中6週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（7戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

6月26日、中3週で迎えた24戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（8戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月29日、中5週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（9戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（10戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は石山繁騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったカンツォニエーレから1馬身1/4差の2着となった。

11月28日、中8週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のヤシャボサツに8馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

12月11日、中1週で迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で石山繁騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（2005年）

1月15日、中4週で迎えた31戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 雨）に出走。鞍上は4戦連続で石山繁騎手（4戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で石山繁騎手（5戦1勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月20日、中6週で迎えた33戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で石山繁騎手（6戦1勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3170m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で石山繁騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月30日、約4か月の休み明けで迎えた35戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた36戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は石山繁騎手（8戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンキンダーに1馬身半の差をつけて制した。

10月9日、中5週で迎えた37戦目は、J.リデル騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた38戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（11戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6歳（2006年）

1月28日、中4週で迎えた39戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3190m 曇）に出走。鞍上は石山繁騎手（9戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月18日、約8か月の休養明けで迎えた40戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（10戦2勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。