ヤシャボサツ（2000年生、母ヤシャヒメ）

ヤシャボサツ（2000年2月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋菩薩」。毛色は鹿毛。種牡馬のジェネラス（当時12歳）と交配したヤシャヒメが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）向別牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、中央障害19戦2勝2着1回、地方18戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の障害3歳以上オープン。

経歴

デビュー前

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

3月8日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた3戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5月3日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップパパイヤ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。4着を確保した。

6月7日、中0週で迎えた8戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

8月16日、中5週で迎えた11戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

8月23日、連闘で迎えた12戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた13戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4歳（2004年）

1月16日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のコーリンワンダーに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月4日、中2週で迎えた15戦目は、千両特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた16戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナキリフリーダムに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月4日、中1週で迎えた17戦目は、一般B17（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた18戦目は、一般B16（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で柴山雄一騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、勝ったメイショウゴーリキにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

4月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般B13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴山雄一騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したテラノファイアーにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4月28日、中2週で迎えた20戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般B13（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るファインカイザーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

5月18日、中2週で迎えた21戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロングランナーを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

6月1日、中1週で迎えた22戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイーフラッシュを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月26日、中3週で迎えた23戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた24戦目は、一般B4-7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のフジセレージャをクビ差振り切って制した。

7月26日、中1週で迎えた25戦目は、飛水峡特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた26戦目は、一般B2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（10戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はワイエスゴールドと並んで1着同着となった。

8月30日、中1週で迎えた27戦目は、根ノ上特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた28戦目は、サファイヤ賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（11戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマトフジエンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。

9月29日、中1週で迎えた29戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の東海オールスタージョッキー（P）（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた30戦目は、ミルクカップ特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（12戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマルカスティンガーをクビ差振り切って8勝目をつかんだ。

11月28日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた31戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったシマノラピスから8馬身差の2着となった。

12月18日、中2週で迎えた32戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（2005年）

1月16日、中3週で迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のスプラッシュヒットをクビ差制して勝利を手に入れた。

2月12日、中3週で迎えた34戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 曇）に出走。鞍上は植野貴也騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた35戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月6日、約5か月半の休養明けで迎えた36戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（2戦0勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた37戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月9日、中5週で迎えた38戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は植野貴也騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウタローに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月29日、中2週で迎えた39戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 雨）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた40戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に終わった。

6歳（2006年）

1月14日、中6週で迎えた41戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。12着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた42戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3190m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で白浜雄造騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた43戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は岩崎祐己騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6月17日、中7週で迎えた44戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた45戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（9戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月5日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた46戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（10戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月7日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた47戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で白浜雄造騎手（11戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた48戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で白浜雄造騎手（12戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月25日、中3週で迎えた49戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。