スプラッシュヒット（1999年生、母スプラッシュクイン）

スプラッシュヒット（1999年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時6歳）と交配したスプラッシュクインが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地33戦3勝2着6回、中央障害4戦0勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年の伊達特別(500万下)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

1月7日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入った。

2月9日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したエメラルドアイルを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

4月7日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったレニングラードにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、サカイヤテッカメンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月10日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったトニークローネに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

9月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアムルタートをクビ差振り切って1位に入線したが、その後2着に降着となった。

10月27日、中4週で迎えた10戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスイートプロテアに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月16日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のケイエスブリザードをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

12月7日、中2週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天竜川特別（中京芝2500m 小雨/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の鳴海特別（中京芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（2戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

4歳（2003年）

1月19日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（4戦2勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4月5日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の有松特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6月15日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下のフィリピントロフィー（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

9月20日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

11月3日、中5週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の土湯特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったインペリアルナイトに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（6戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

12月27日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた24戦目は、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（6戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（2004年）

1月17日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（7戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（8戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

3月21日、中6週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（9戦2勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた28戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジリジリと前との差を詰めて、最後は2着のサクラエクセレントを3/4馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

5月23日、中2週で迎えた30戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の小牧特別（中京芝2000m 雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下のミホノブルボンメモリアル（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた32戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の宝塚市制50周年記念（阪神芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

11月14日、約4か月半の休養明けで迎えた33戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のスピードシンボリメモリアル（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

12月25日、中5週で迎えた34戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンペキンから6馬身差の2着となった。

6歳（2005年）

1月16日、中2週で迎えた35戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤシャボサツからクビ差の2着に甘んじた。

2月13日、中3週で迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月2日、中6週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったエリモカントリーから半馬身差の2着に敗北した。