オーガンディー（2011年生、母ラソーミュロワーズ）

オーガンディー（2011年3月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「極めて薄地のモスリン（織物）」。毛色は芦毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時19歳）と交配したラソーミュロワーズが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地21戦2勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡田スタッドから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、岡田スタッドから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、栗坂崇によって441万円で落札された。

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

9月14日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は438kg。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。17頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず13着に終わった。

3歳（2014年）

1月5日、中6週で迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3月5日、中7週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のアクアマリンフラワー賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月13日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、4着に入った。

5月3日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

7月12日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のカガフレグランスをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月24日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

12月7日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（5戦1勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

4歳（2015年）

1月17日、中5週で迎えた14戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

5月28日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

7月4日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7月19日、中1週で迎えた17戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた18戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと末脚を伸ばして、最後は2着のバリキに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月30日、中1週で迎えた19戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2015ワールドオールスタージョッキーズ第3戦（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

9月20日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

5歳（2016年）

4月16日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は加藤祥太騎手（1戦1勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

6月12日、中7週で迎えた22戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の小金井特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

8月21日、中9週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。