アイオリア（2000年生、母ネイムオブローズ）

アイオリア（2000年2月23日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「風の支配者アイオロス王の住む島（ギリシア神話）」。毛色は栗毛。種牡馬のSalt Lake（当時11歳）と交配したネイムオブローズが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。戦績は、中央平地9戦0勝、地方28戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年のアルキバ特別(C2-1)。

経歴

デビュー前

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

6月29日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は528kg。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず13着に敗れた。

7月5日、連闘で迎えた2戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳戦のアルキバ特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のエンドレスシーンに半馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた5戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

4歳（2004年）

1月18日、中4週で迎えた7戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

5月23日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤原英幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

6月27日、中4週で迎えた9戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の城崎特別（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

9月26日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ神無月賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた12戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ノベンバー特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5歳（2005年）

1月13日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、西川進也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C8-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、イブキオトヒメに交わされて5馬身差の2着となった。

2月9日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上C5-2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川進也騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、セイントミラクルズに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月18日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上C7-2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西川進也騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた16戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C7-3（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアレジアを3/4馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

3月16日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C5-2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は西川進也騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトップデザイナーに2馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

4月12日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上C4-1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川進也騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったオースミカイゼンにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

4月21日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上C3-1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西川進也騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、チェリーネイティブに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、4歳以上C3-1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西川進也騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西川進也騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

11月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西川進也騎手（8戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で西川進也騎手（9戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C4一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で西川進也騎手（10戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6歳（2006年）

1月2日、中1週で迎えた25戦目は、スーパーバードカップ（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で西川進也騎手（11戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

2月2日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上C6一（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で西川進也騎手（12戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のワンダーシャックをハナ差振り切って制した。

3月1日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上C5二（姫路ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた28戦目は、保利良平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4一（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上C4二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は西川進也騎手（13戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

4月26日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、4歳以上C5一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川進也騎手（14戦2勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

5月3日、連闘で迎えた31戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西川進也騎手（15戦2勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C4一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西川進也騎手（16戦2勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は保利良平騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は西川進也騎手（17戦2勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた35戦目は、武藤隆一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C5一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤隆一騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

7月20日、連闘で迎えた37戦目は、4歳以上C4二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤隆一騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい7着に終わった。