キタノフランクース（2019年生、母クイーンベジタブル）

キタノフランクース（2019年3月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+本馬の近親馬名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時16歳）と交配したクイーンベジタブルが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高山牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高山牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、高山牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、キタジョファームによって209万円で落札された。

石栗龍彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

3月5日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

4月23日、中6週で迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた3戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったミザールを3/4馬身捉え切れず2着となった。

6月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のルミナスブルーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ハーピーティアラにハナ差交わされて2着に惜敗した。

7月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の亜希子ありがとう記念（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー12（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤聡一騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた8戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー26（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた9戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の髙山一秀祝還暦記念（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた10戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた11戦目は、一般C13（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のギンチヨヒメを半馬身振り切って制した。

10月28日、中1週で迎えた12戦目は、岩屋堂特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた13戦目は、一般C8（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた14戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた15戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（5戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のベアーズレターをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

4歳（2023年）

3月17日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、SHIBUYA DREAMSC3（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた17戦目は、一般C10（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、エレガントラウルにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4月21日、連闘で迎えた18戦目は、一般C8（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般C9（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木之前葵騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた20戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフライシュッツに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

デビュー前

榎屋充厩舎（愛知）へ入厩。

6月15日、中3週で迎えた21戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

6月23日、連闘で迎えた22戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は木之前葵騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサクラトップビップをアタマ差振り切って4勝目を奪取した。

7月17日、中2週で迎えた23戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7月31日、中1週で迎えた24戦目は、一般B6（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は木之前葵騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた25戦目は、一般B6（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた26戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したマルヨニキーヤに半馬身届かず2着となった。

9月21日、中2週で迎えた27戦目は、うろこ雲特別（名古屋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は木之前葵騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた28戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた29戦目は、一般B10 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（10戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、勝ったマルメラーダに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月8日、中1週で迎えた30戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木之前葵騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアレピアードを半馬身振り切って勝利をモノにする

12月12日、中4週で迎えた31戦目は、へびつかい座特別（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（8戦2勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

12月21日、連闘で迎えた32戦目は、一般B3（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（9戦2勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。