ラムジェットシチー（1996年生、母ラッキーシービー）

ラムジェットシチー（1996年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヤマニンゼファー（当時8歳）と交配したラッキーシービーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地25戦5勝2着1回。2001年の福島民報杯(オープンハンデ)に勝利した他、2000年のテレビ愛知オープン(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額2,200万円（5.5万×400口）で一口馬主が募集された。

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

11月7日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

3歳（1999年）

5月2日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセンターキャッスルに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月22日、中2週で迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のマカオ・ジョッキークラブ・トロフィー（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6月26日、中4週で迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝1200m 曇/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

9月12日、中7週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトーヨーデビルスに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月2日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコーリンピュアを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って3勝目を掴み取った。

10月24日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

11月21日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

4歳（2000年）

3月19日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、5歳以上1600万下の桶狭間ステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエターナルビートをクビ差振り切って4勝目を手中に収めた。

4月23日、中4週で迎えた12戦目は、やまびこステークス（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、11着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた13戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、都大路ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では稟性の負けじ心を発揮してゴールまでタレずに走り切り、5着を確保した。

6月10日、中4週で迎えた14戦目は、テレビ愛知オープン（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（3戦1勝）。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたフェイマスケイ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5歳（2001年）

3月18日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の桶狭間ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

4月22日、連闘で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のアドマイヤコジーンをクビ差振り切って優勝

5月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（6戦2勝）。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

6月10日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた19戦目は、UHB杯（函館芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた20戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（8戦2勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

6歳（2002年）

1月12日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた23戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、G3の阪急杯（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

3月2日、連闘で迎えた24戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、オーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた25戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、G1の高松宮記念（中京芝1200m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は力尽きて17着に終わった。