バックオフゴー（2001年生、母ファーストマイテイ）

バックオフゴー（2001年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「じゃまだ、行け（身を引く＋行く）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時24歳）と交配したファーストマイテイが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は泊寿幸。戦績は、中央平地4戦1勝2着1回、地方9戦4勝2着1回。2003年の2歳優駿若駒賞(地方重賞)に勝利した他、2004年のしらさぎ賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、泊寿幸から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、中地エージェンシーによって210万円で落札された。

太田勝雄厩舎（上山）へ入厩。

2歳（2003年）

10月13日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、2歳（上山ダート1250m 雨/重）に出走。馬体重は495kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のアローカミカゼに約14馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

10月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞の2歳優駿若駒賞（上山ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のザオーサプライズに3/4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

11月23日、中3週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた4戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、2歳A1（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のフェアリーハヤテに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

3歳（2004年）

1月12日、中2週で迎えた5戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフェアリーハヤテに3/4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月24日、中5週で迎えた6戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のしらさぎ賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったモエレトレジャーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月21日、中7週で迎えた7戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月3日、中5週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた9戦目は、アンタレス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

5歳（2006年）

2月25日、約20か月の休養明けで迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

3月19日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したビッグアラミスにクビ差届かず2着となった。

4月9日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のマイネルレオンをクビ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

5月13日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の是政特別（東京ダート2100m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。