マイネルピクトル（2011年生、母アートブライアン）

マイネルピクトル（2011年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋画家（ラテン語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時11歳）と交配したアートブライアンが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場（有）。2018年のサラ系障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)に勝利した他、2018年のサラ系障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大典牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって525万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,300万円（13万×100口）で一口馬主が募集された。

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

5月24日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

6月28日、中4週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のステラストリームを半馬身振り切って初白星を挙げた。

7月26日、中3週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下の北辰特別（札幌芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の帯広特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

10月25日、中7週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

4歳（2015年）

2月7日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

2月15日、連闘で迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の脊振山特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、カレンバッドボーイにクビ差交わされて2着となった。

2月28日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

4月11日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた12戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

6月7日、中5週で迎えた13戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。最後は、2着のアドマイヤバートンに8馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

7月4日、中3週で迎えた14戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月8日、中4週で迎えた15戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のスマートリバティーに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月5日、中3週で迎えた16戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月31日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で五十嵐雄祐騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月23日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた18戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（2016年）

3月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/不良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（5戦2勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月9日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（6戦2勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月14日、中4週で迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（7戦2勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

6歳（2017年）

1月21日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月28日、約9か月半の休養明けで迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（8戦2勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（9戦2勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7歳（2018年）

1月20日、中7週で迎えた25戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（10戦2勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のリスヴェリアートに3馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

3月4日、中5週で迎えた26戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（11戦3勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月21日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で五十嵐雄祐騎手（12戦3勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルプロンプトに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

8歳（2019年）

6月22日、約14か月の休養明けで迎えた28戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 小雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で五十嵐雄祐騎手（13戦4勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 曇/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で五十嵐雄祐騎手（14戦4勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月24日、中4週で迎えた30戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で五十嵐雄祐騎手（15戦4勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。11着に敗れた。