リスヴェリアート（2010年生、母バレエブラン）

リスヴェリアート（2010年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「元気に（音楽用語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のウォーエンブレム（当時11歳）と交配したバレエブランが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地23戦2勝、中央障害18戦3勝2着5回。2018年のサラ系障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2018年の春麗ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額2,600万円（65万×40口）で一口馬主が募集された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

3月2日、デビュー戦はC.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入った。

3月30日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のサダムコーテイをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

8月24日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた6戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月7日、中8週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（2014年）

1月13日、中4週で迎えた8戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

4月19日、中9週で迎えた10戦目は、E.ペドロサ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

5月24日、中4週で迎えた11戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラッキーマンボをハナ差振り切って2勝目を獲得した。

6月21日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

7月27日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦1勝）。17頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

10月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（3戦1勝）。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

12月14日、中8週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

5歳（2015年）

2月8日、中7週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松山弘平騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

2月21日、中1週で迎えた18戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3月1日、連闘で迎えた19戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

5月2日、中8週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（4戦1勝）。17頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の香住特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

10月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

11月8日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた24戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月27日、中6週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（2016年）

1月17日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。3着に入った。

2月7日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内小雨/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったビットアレグロから5馬身差の2着に敗北した。

5月22日、中2週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のシゲルヒノクニに3/4馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

6月12日、中2週で迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウセイウンからハナ差の2着に甘んじた。

9月17日、約3か月の休み明けで迎えた31戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（2017年）

1月14日、約4か月の休養明けで迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 小雪/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったラステラからクビ差の2着に惜敗した。

2月11日、中3週で迎えた33戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で北沢伸也騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月1日、中6週で迎えた34戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で北沢伸也騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月1日、約3か月の休み明けで迎えた35戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で北沢伸也騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のドンアルフォンスに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月26日、中7週で迎えた36戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で北沢伸也騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8歳（2018年）

1月20日、約5か月の休み明けで迎えた37戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で北沢伸也騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルピクトルから3馬身半差の2着に敗北した。

2月12日、中2週で迎えた38戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は11戦連続で北沢伸也騎手（10戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、勝ったタマモワカサマから2馬身半差の2着に敗北した。

3月10日、中3週で迎えた39戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で北沢伸也騎手（11戦2勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月19日、中9週で迎えた40戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で北沢伸也騎手（12戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月30日、中5週で迎えた41戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で北沢伸也騎手（13戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウヤエヤマに1馬身1/4の差をつけて5勝目をつかんだ。