ビットアレグロ（2009年生、母アイノブリーズ）

ビットアレグロ（2009年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋速く（音楽用語）」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時10歳）と交配したアイノブリーズが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）エムエム、ヤマダファーム。2017年の東京ジャンプステークス(JG3)で3着に入った他、2018年のサラ系障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

8月26日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

9月23日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

11月9日、中6週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた3戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月28日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた4戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のタガノグッドラックをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

4歳（2013年）

1月25日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したベルモントエックスを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月20日、中3週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトラに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

5月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月25日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた9戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

10月26日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた11戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた12戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

12月15日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下の大須特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では出色の末脚を披露したが、5着に終わった。

5歳（2014年）

1月19日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。

2月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のファイブタブレットをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

2月22日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

4月27日、中8週で迎えた17戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の秋川特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた19戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の青梅特別（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

6歳（2015年）

2月22日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

5月16日、中6週で迎えた22戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の三浦特別（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

7月18日、中5週で迎えた24戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/重）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた25戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた26戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。13着に終わった。

11月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（2016年）

1月17日、中6週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

5月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のリスヴェリアートに5馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

7月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐雄祐騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月29日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐雄祐騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 小雨/稍重）に出走。鞍上は上野翔騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

8歳（2017年）

2月11日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた35戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（7戦1勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた36戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内雨/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

6月24日、中6週で迎えた37戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は五十嵐雄祐騎手（8戦1勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

10月21日、約4か月の休養明けで迎えた38戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた39戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は上野翔騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた40戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

9歳（2018年）

2月18日、約3か月の休み明けで迎えた41戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で上野翔騎手（5戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

4月28日、中9週で迎えた42戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、サラ系障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のリミットブレイクに1馬身3/4の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

5月19日、中2週で迎えた43戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のショウナンアリストに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

10月14日、約5か月の休み明けで迎えた44戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蓑島靖典騎手（2戦2勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月17日、中4週で迎えた45戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蓑島靖典騎手（3戦2勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10歳（2019年）

2月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた46戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で蓑島靖典騎手（4戦2勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

5月4日、約3か月の休み明けで迎えた47戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で蓑島靖典騎手（5戦2勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月22日、中6週で迎えた48戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で蓑島靖典騎手（6戦2勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。10着に終わった。