シンボリショパン（2004年生、母シンシアナ）

シンボリショパン（2004年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋作曲家名」。毛色は栗毛。種牡馬のメジロライアン（当時17歳）と交配したシンシアナが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方7戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上D1三。

経歴

デビュー前

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

11月26日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

12月17日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

3歳（2007年）

2月3日、中6週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

3月31日、中7週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

9月30日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月12日、中9週で馬体重を前走からさらに17kg増やして迎えた7戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D5二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上D5四（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったアーバニティに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

4歳（2008年）

1月3日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上D6三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のラードロジュノーに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月29日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、4歳以上D3三（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

3月4日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上D3四（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた12戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D4一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサザリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて2勝目を獲得した。

4月9日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上D1三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のナリタドリームワンをアタマ差振り切って順当に勝利した。