ゴールデンスイープ（2021年生、母シャリオドール）

ゴールデンスイープ（2021年3月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「黄金の広がり」。毛色は芦毛。種牡馬のレッドファルクス（当時10歳）と交配したシャリオドールが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2025年の千葉日報賞スプリントで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、井内康之によって1,210万円で落札された。

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

8月5日、デビュー戦は佐々木大輔騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー札幌（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は422kg。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したアスクアイルビゼアにハナ差届かず2着となった。

10月15日、中9週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（新潟芝1200m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

12月24日、中9週で迎えた3戦目は、2歳戦の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木大輔騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

3歳（2024年）

3月2日、中9週で迎えた4戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

4月13日、中2週で迎えた6戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

6月8日、中7週で迎えた7戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

8月10日、中8週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

9月25日、中6週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた9戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のコキアスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

10月30日、中4週で迎えた10戦目は、M.ミシェル騎手を鞍上に迎えて、紅葉スプリント（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリンクスクードボルを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月18日、中6週で迎えた11戦目は、シンビジウムスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.ミシェル騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のナイトロを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

4歳（2025年）

2月10日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、浜風スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

3月10日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、ルピナススプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のジャックメモリアムに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

5月6日、中7週で迎えた14戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、オダマキスプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のヴァーユに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月5日、中8週で迎えた15戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、千葉日報賞スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月3日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、芝山町は町制70周年!はにわ祭で会おう!（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上はM.ミシェル騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

11月4日、中4週で迎えた17戦目は、霜月スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.ミシェル騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したファンユーを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。