マルトクビクトリー（2012年生、母スーパーマルトク）

マルトクビクトリー（2012年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋勝利、大勝、戦勝。必ず勝つ馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時20歳）と交配したスーパーマルトクが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は竹中牧場。戦績は、中央平地15戦0勝、地方7戦3勝2着3回。2014年のフェニックス賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

8月3日、デビュー戦は畑端省吾騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 雨/重）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

8月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月14日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

3歳（2015年）

1月17日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

5月2日、中9週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は義英真騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で義英真騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で義英真騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

8月8日、中1週で迎えた12戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

9月24日、中4週で迎えた14戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナリタサウスに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月8日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったノラネコに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2016年）

8月11日、約10か月半の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったプリマゴールドに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月26日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のドリームシューターに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月16日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、トリデカゴンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

9月30日、中1週で迎えた19戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のドナモデルナに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月16日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5歳（2017年）

2月18日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は畑端省吾騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。