イチイチフジ（1997年生、母ルイジアナペガサス）

イチイチフジ（1997年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリードワンダー（当時19歳）と交配したルイジアナペガサスが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）向別福田ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方54戦8勝2着6回。2002年のブラッドストーンオープン(一般A)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1999年）

5月12日、デビュー戦は坂下秀樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月14日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のクラウンキャップに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月12日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ23才（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦1勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた4戦目は、岡島玉一騎手を鞍上に迎えて、3歳（旭川ダート1000m 雨/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月10日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、3歳（札幌(地)ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のタチバナソブリンに2馬身の差をつけて制した。

11月24日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、3歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（4戦2勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月23日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、3歳（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のクラダッチューノをアタマ差制して3勝目をつかんだ。

3歳（2000年）

4月19日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳オープンの陽春特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は岡島玉一騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月22日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた11戦目は、一般D3（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた12戦目は、一般D3（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のラファイエットをアタマ差制して4勝目を手中に収めた。

9月19日、中1週で迎えた13戦目は、芽室メークイン特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（7戦3勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったホロトタマミから7馬身差の2着となった。

10月4日、中1週で迎えた14戦目は、ニシパの恋人特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のキタイに1馬身の差をつけて5勝目を手にした。

12月9日、中8週で迎えた15戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のピラカンサ特別（大井ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1七八九（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったヒロマドンナにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2001年）

1月13日、中1週で迎えた17戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、初夢特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したカネショウレパードにアタマ差届かず2着に甘んじた。

2月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

8月25日、約6か月の休み明けで迎えた21戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るタカシマセイリュウを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

9月26日、中1週で迎えた23戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、フレンドシップジョッキー（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた24戦目は、文京区特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた25戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、オリオン座特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

12月15日、中5週で迎えた26戦目は、冬霞特別（大井ダート1790m 晴/重）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

5歳（2002年）

1月28日、中5週で迎えた27戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、キンカン特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンブーヒカリオーから1馬身半差の2着となった。

2月5日、連闘で迎えた28戦目は、白梅特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のイエスマンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月20日、中1週で迎えた29戦目は、うぐいす特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた30戦目は、つばき特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦1勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったイエスマンから2馬身差の2着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた31戦目は、ブラッドストーンオープン（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月5日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた32戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、ふよう特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた33戦目は、ハナノキ特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾崎章生騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般A4（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったウイニングツェーンから1馬身差の2着となった。

10月29日、連闘で迎えた35戦目は、キンモクセイ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた36戦目は、名古屋チャレンジカップケレス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた37戦目は、ピラカンサ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月11日、連闘で迎えた38戦目は、一般A4（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（8戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のビワクリスをハナ差制して8勝目を手にした。

12月24日、中1週で迎えた39戦目は、クリスマス特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（9戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6歳（2003年）

1月1日、連闘で迎えた40戦目は、松竹梅特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。11着に敗れた。

1月27日、中3週で迎えた41戦目は、水仙特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（10戦2勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。4着を確保した。

2月14日、中2週で迎えた42戦目は、一般A4（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は尾崎章生騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた43戦目は、宇佐美亨騎手を鞍上に迎えて、弥生特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月25日、中2週で迎えた44戦目は、名古屋チャレンジカップヘラクレス賞（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（11戦2勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月4日、中0週で迎えた45戦目は、日刊スポーツ杯（笠松ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は宇佐美亨騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた46戦目は、花水木特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇佐美亨騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた47戦目は、白バラ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇佐美亨騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた48戦目は、小野敦騎手を鞍上に迎えて、ねむの木特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた49戦目は、名古屋チャレンジカップケレス賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は宇佐美亨騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた50戦目は、やまゆり特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇佐美亨騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた51戦目は、サマースプリント特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇佐美亨騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月14日、連闘で馬体重を前走から13kg増やして迎えた52戦目は、アカシア特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宇佐美亨騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

8月28日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた53戦目は、あおぎり特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宇佐美亨騎手（8戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた54戦目は、ふよう特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宇佐美亨騎手（9戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた55戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宇佐美亨騎手（10戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

10月10日、連闘で迎えた56戦目は、日高カップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宇佐美亨騎手（11戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。