ウイントーコー（1984年生、母トクノガーネット）

ウイントーコー（1984年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヴアイスリーガル（当時18歳）と交配したトクノガーネットが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は海馬澤誠治。戦績は、中央平地18戦2勝2着2回、地方16戦1勝。主な勝ち鞍は1987年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

大久保房松厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

11月9日、デビュー戦は郷原洋行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

3歳（1987年）

1月6日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋行騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、ストロングレディーに交わされて2馬身差の2着となった。

1月18日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋行騎手（4戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るドウカンゲートを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

2月14日、中3週で迎えた6戦目は、4歳400万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋行騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

3月14日、中3週で迎えた7戦目は、4歳400万下の4歳抽せん馬特別（中山芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋行騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、ジョルダーノにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4月5日、中2週で迎えた8戦目は、4歳400万下の山桜賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で郷原洋行騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

4月29日、中2週で迎えた9戦目は、4歳400万下の新緑賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で郷原洋行騎手（8戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた10戦目は、4歳400万下の露草賞（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で郷原洋行騎手（9戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で郷原洋行騎手（10戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のリンドリーガルに1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

7月5日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下のおおぞら特別（札幌ダート1500m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は12戦連続で郷原洋行騎手（11戦2勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

8月16日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（函館芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で郷原洋行騎手（12戦2勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

12月5日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上900万下の仲冬特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で郷原洋行騎手（13戦2勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で郷原洋行騎手（14戦2勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

4歳（1988年）

1月17日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で郷原洋行騎手（15戦2勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

3月19日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、5歳以上900万下の狛江特別（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は17戦連続で郷原洋行騎手（16戦2勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

3月27日、連闘で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は18戦連続で郷原洋行騎手（17戦2勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

5月24日、中7週で迎えた19戦目は、圓田修騎手を鞍上に迎えて、B2ロ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で圓田修騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた21戦目は、夏至特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で圓田修騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月4日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で圓田修騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のタイセンセイコーに1馬身の差をつけて制した。

9月5日、中4週で迎えた23戦目は、深見明宏騎手を鞍上に迎えて、初秋特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月26日、中2週で迎えた24戦目は、りんどう特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で深見明宏騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた25戦目は、錦秋特別（中京(地)ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で深見明宏騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた26戦目は、B2イ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で深見明宏騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月25日、中1週で迎えた27戦目は、晩秋特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で深見明宏騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた28戦目は、ひいらぎ特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で深見明宏騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた29戦目は、冬至特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で深見明宏騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（1989年）

1月3日、中1週で迎えた30戦目は、初夢特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で深見明宏騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

1月23日、中2週で迎えた31戦目は、万両特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で深見明宏騎手（8戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月17日、中3週で迎えた32戦目は、初音特別（名古屋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で深見明宏騎手（9戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月30日、中5週で迎えた33戦目は、陽春特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で深見明宏騎手（10戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6歳（1990年）

6月29日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた34戦目は、坂口義幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2ニ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。