オタクインパクト（2018年生、母ネオヴェリーフェズ）

オタクインパクト（2018年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「御宅+衝撃」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウインバリアシオン（当時10歳）と交配したネオヴェリーフェズが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は荒谷牧場。2021年の道営記念(地方重賞)で2着に入った他、2021年の北海優駿(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、荒谷牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、生杉学によって270万円で落札された。

櫻井拓章厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

7月16日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 曇/稍重）に出走。馬体重は482kg。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したレディーオーソに半馬身届かず2着となった。

7月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた4戦目は、仲原大生騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた5戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦の沙流川オートキャンプ場賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンリカルダを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月7日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ8（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のエルヴァスに4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月3日、中3週で迎えた8戦目は、2歳Jpn3のJBC2歳優駿（門別ダート1800m 晴/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦2勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

3歳（2021年）

4月14日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、3歳戦の牡羊座特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦2勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリュミエールを豪快な末脚で半馬身差し切って休養明けの一戦を物にした。

5月13日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎光行騎手（5戦3勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

6月17日、中4週で迎えた11戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北海優駿（門別ダート2000m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた12戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、登別ブランド特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた13戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝2600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

9月4日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

2021年9月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月6日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、サイアーライン特別（門別ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のグーガルラヴィを半馬身振り切って4勝目をつかんだ。

11月4日、中3週で迎えた16戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（6戦3勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったクインズサターンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月24日、中6週で迎えた17戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、金盃トライアル（大井ダート2600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

2022年1月27日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

5歳（2023年）

11月21日、約23か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、2023盛岡ファイナル特別（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた19戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、M2のトウケイニセイ記念（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

12月31日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、M1の桐花賞（水沢ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

6歳（2024年）

3月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、弥生特別（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

2022年1月27日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

4月24日、中4週で迎えた22戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、レンゲソウ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。