バニラフレイバー（2011年生、母リモーネフレイバー）

バニラフレイバー（2011年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時24歳）と交配したリモーネフレイバーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）松田牧場。戦績は、地方32戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

福永敏厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2014年）

1月20日、デビュー戦は和田譲治騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は541kg。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったノースセフィーロに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月4日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のジオパークルビーを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

3月13日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のダマスクインゴットを3/4馬身振り切って優勝

4月25日、中5週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた5戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

11月24日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、蒲田賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2六七八（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4歳（2015年）

1月21日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2七八九（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

8月27日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた12戦目は、本物が生きる街すみだ賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月1日、中1週で迎えた13戦目は、足立ビューティフルウィンドウズ賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十四十五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2十三十四十五（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のプリサイスギフトに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

11月23日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

5歳（2016年）

2月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、一般C3三四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（9戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したオーサムリヴァイヴに3/4馬身届かず2着となった。

2月26日、中1週で迎えた18戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したツキノアカリに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3月18日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2十六 C3一（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したアンワンワールドにハナ差届かず2着に甘んじた。

4月8日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2十六十七（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキングシャノンをクビ差振り切って4勝目を獲得した。

5月17日、中5週で迎えた21戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（10戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2六七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したプリサイスキングにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月21日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた24戦目は、新宿つつじ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（11戦1勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた25戦目は、野方賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

11月29日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（7戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

12月28日、中3週で迎えた28戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（4戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

6歳（2017年）

1月27日、中3週で迎えた29戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったアリエルバローズに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月16日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（6戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（7戦2勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（8戦2勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。