ハルク（2013年生、母サンデーエイコーン）

ハルク（2013年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大きな男」。毛色は鹿毛。種牡馬のベーカバド（当時6歳）と交配したサンデーエイコーンが21歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は新冠橋本牧場。戦績は、中央平地19戦1勝、地方3戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2018年の巌流島特別(500万下)。

経歴

デビュー前

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

10月25日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

3歳（2016年）

1月24日、中9週で迎えた3戦目は、F.ヴェロン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

4月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

6月18日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

6月26日、連闘で迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

8月31日、中7週で迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のように疾駆したが、チョウキタイにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

9月14日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のホザンナに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のツルノヒトコエに2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

4歳（2017年）

7月23日、約10か月の休み明けで迎えた11戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 小雨/良）に出走。17頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

8月26日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、4着を確保した。

9月2日、連闘で迎えた13戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の八幡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

11月3日、中6週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

5歳（2018年）

2月13日、中9週で迎えた18戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネルアムニスをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

4月7日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

6月16日、中9週で迎えた20戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

8月4日、中6週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の九州スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

10月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月12日、中7週で馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた23戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ジャンポケ斉藤・瀬戸サオリ結婚1周年記念（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで踏ん張ったが、伸びてきたプレシャスクイン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6歳（2019年）

1月11日、中3週で迎えた24戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の鏡開き特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったハヤブサライデンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

1月17日、連闘で迎えた25戦目は、ハンデ戦のウインターダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のエラスムスに2馬身半の差をつけて4勝目をゲットした。

2月12日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の初音特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

2月20日、連闘で迎えた27戦目は、ハンデ戦のフェブラリーダッシュ（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゴーフューチャーを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月15日、約5か月の休養明けで迎えた28戦目は、サマーダッシュ（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモウーノを凄まじい末脚で3/4馬身差し切って久しぶりの一戦をモノにした。

7月29日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2二三四（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のドウカンヤマを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

8月14日、中1週で迎えた30戦目は、ドリームナイト賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったトップスターに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦のミッドナイトダッシュ（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、伸びてきたエラスムス決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

9月25日、中3週で迎えた32戦目は、トルマリンスプリント（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（8戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るチェリースプリングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。

10月4日、連闘で迎えた33戦目は、光のオアシス賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で矢野貴之騎手（9戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の千葉県畜産賞No.3（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で矢野貴之騎手（10戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7歳（2020年）

5月7日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた35戦目は、エメラルドスプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で矢野貴之騎手（11戦4勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。