スズノユーフォード（2004年生、母スズノマーガレット）

スズノユーフォード（2004年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋あなた＋車名」。毛色は鹿毛。種牡馬のテンビー（当時14歳）と交配したスズノマーガレットが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）大沢育成牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害6戦0勝、地方17戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年のセプテンバー特別(C1-1)。

経歴

デビュー前

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

8月19日、デビュー戦は中村将之騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は416kg。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

3歳（2007年）

6月23日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く16着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた4戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

10月21日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキュートザベストにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスタグビートルに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロッキーアーニーに5馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

4歳（2008年）

1月5日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた11戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトヨマに1馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

2月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シルクストライカーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月2日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたセンノラブリー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月19日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカシノチーフを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて優勝

5月17日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（9戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシャーロックメグを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

6月15日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（10戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセイカブレイズに2馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

7月13日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（11戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワールドティアラに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

8月17日、中4週で迎えた20戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハクユウワンダーに3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

9月21日、中4週で迎えた21戦目は、セプテンバー特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（12戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンジンエンムスビに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月19日、中3週で迎えた22戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた23戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

12月21日、中4週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

5歳（2009年）

1月5日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では決め手が足りず16着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた26戦目は、フレンドリービット特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

4月4日、中7週で迎えた27戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。13着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。13着に終わった。

7月4日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田未崎騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田未崎騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた31戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に57kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。8着に終わった。