ケーティングクイン（2005年生、母ブルートレイン）

ケーティングクイン（2005年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋女王」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時18歳）と交配したブルートレインが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、地方22戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年のティコ特別(一般C1-2)。

経歴

デビュー前

新井清重厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2008年）

8月29日、デビュー戦は桑島孝春騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。馬体重は524kg。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

4歳（2009年）

4月30日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

5月14日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、一般D3-2（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスピルードダムに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月27日、中1週で迎えた4戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D2-1（門別ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のペガサスビームに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、一般D1-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた6戦目は、一般D1-1（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月15日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、様似町「アポイの火まつり」特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモンタナに6馬身の差をつけて3勝目を手にした。

7月21日、連闘で迎えた9戦目は、室蘭地球岬特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のモエレヘイセイに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、アドマイヤドン賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5歳（2010年）

5月12日、約9か月半の休み明けで迎えた11戦目は、高馬元紘騎手を鞍上に迎えて、静内二十間道路特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

5月26日、中1週で迎えた12戦目は、マイネルセレクト賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高馬元紘騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったタマキチャンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月23日、中3週で迎えた13戦目は、JAひだか東いちご特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高馬元紘騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスティッチに1馬身半の差をつけて5勝目を手に入れた。

7月7日、中1週で迎えた14戦目は、サッポロスーパークリア特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高馬元紘騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた15戦目は、ティコ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のテツキチダイオーに1馬身半の差をつけて6勝目をゲットした。

8月24日、中4週で迎えた16戦目は、室蘭やきとり特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた17戦目は、平取ファンクラブ特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（9戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた18戦目は、室蘭夜景特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（10戦4勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

9月30日、連闘で迎えた19戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、浦河町獣医師会特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた20戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、シルバーサドル賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた21戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、新ひだか町特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた22戦目は、柊特別（門別ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（11戦4勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。