マヤノロータス（1989年生、母マヤノビーナス）

マヤノロータス（1989年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のピユウターグレイ（当時10歳）と交配したマヤノビーナスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）伏木田牧場。戦績は、中央平地22戦1勝2着8回、中央障害12戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

1月12日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた3戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

5月9日、中6週で迎えた6戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた8戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したカネクラコバンを差し切れず、3馬身半差の2着となった。

6月27日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったハクリュウセンプーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月11日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、ナルカザンに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月9日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったアグネススイートに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月23日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ナラバンブーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月5日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（5戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったサザンウインドーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月20日、中1週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石橋守騎手（6戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように急駛したが、伸びてきたトレシャインユー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

10月4日、中1週で迎えた16戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で石橋守騎手（7戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと末脚を伸ばして、最後は2着のイズミリラに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（1993年）

5月30日、約8か月の休み明けで迎えた17戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は村山明騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

7月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

8月7日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村山明騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたコマモアンジェリカ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

8月22日、中1週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村山明騎手（6戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた24戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月30日、中4週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったツルマルシンゲキからクビ差の2着となった。

11月20日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で中竹和也騎手（3戦0勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（1994年）

6月18日、約7か月の休養明けで迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中竹和也騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のニシケンハンターに4馬身の差をつけて休み明け初戦を物にした。

7月10日、中2週で迎えた29戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月3日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた31戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6歳（1995年）

5月14日、約8か月半の休み明けで迎えた32戦目は、梅野信一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた33戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で梅野信一騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

7月9日、中3週で迎えた34戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で梅野信一騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。