ニシケンハンター（1990年生、母ワイビーグラス）

ニシケンハンター（1990年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイナコスモス（当時7歳）と交配したワイビーグラスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は山本文雄。戦績は、中央平地19戦2勝2着3回、中央障害14戦3勝2着3回、地方10戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の障害5歳以上オープン。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

11月29日、デビュー戦は北川和典騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた2戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

12月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

3歳（1993年）

1月10日、中1週で迎えた5戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワルツダーリンに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月20日、中1週で迎えた8戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエーピーグランプリに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3月14日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋康之騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高橋康之騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

10月2日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は原田聖二騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は高橋康之騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたシービーロマン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中3週で迎えた14戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月5日、連闘で迎えた15戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアンシンフォニーを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月18日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフジヤマソロンを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて優勝

4歳（1994年）

1月9日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

1月15日、連闘で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた19戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

4月2日、中8週で迎えた20戦目は、大森勇一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月9日、連闘で迎えた21戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で大森勇一騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったキクカテシオから半馬身差の2着となった。

5月7日、中3週で迎えた22戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったリスクタッチからクビ差の2着に甘んじた。

6月18日、中3週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。最後は、勝ったマヤノロータスから4馬身差の2着に敗北した。

7月3日、中1週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシースプレンダーに3馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月16日、中1週で迎えた26戦目は、鈴木勇騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のゲイリーグリッターに5馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

11月20日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、大江原哲騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（1995年）

1月15日、中7週で迎えた28戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた29戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のタイヤンをクビ差制して1着ゴールを果たした。

3月4日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月2日、中3週で迎えた31戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（6戦2勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。12着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた32戦目は、重賞の京都大障害（春）（京都障害芝3930m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた33戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は村山明騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月6日、中9週で迎えた34戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月17日、中5週で迎えた35戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月22日、中4週で迎えた36戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた37戦目は、サラブレッドグランプリ（佐賀ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた38戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた39戦目は、5歳以上A1 A2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた40戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は長田進仁騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（1996年）

1月7日、中1週で迎えた41戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月18日、中5週で迎えた42戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた43戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。