ニッシンライアン（2006年生、母ディープ）

ニッシンライアン（2006年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大リーグ投手ノーラン・ライアンより」。毛色は栗毛。種牡馬のシルクジャスティス（当時12歳）と交配したディープが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は海馬沢明。戦績は、地方36戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の杏沙2010誕生日記念(一般C27)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、海馬沢明から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

藤田正治厩舎（笠松）へ入厩。

3歳（2009年）

12月14日、デビュー戦は安部幸夫騎手を鞍上に据えて、一般C29（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は496kg。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

4歳（2010年）

1月17日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C32（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のミサキローレルに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月9日、中2週で迎えた3戦目は、寒椿賞（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた4戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般C26（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた5戦目は、杏沙2010誕生日記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニューヘイローに5馬身の差をつけて2勝目を収める

4月29日、中7週で迎えた6戦目は、マリオンOPEN 2周年記念（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた7戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた8戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月24日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、一般C15（笠松ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた10戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、オートエトワールにハナ差交わされて2着となった。

7月19日、中1週で迎えた11戦目は、よしきバースデイ杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた12戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

8月16日、中0週で迎えた13戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた14戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着を確保した。

9月21日、中1週で迎えた15戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ラスリーラにハナ差交わされて2着となった。

10月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安部幸夫騎手（8戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって6着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた17戦目は、日本ベンダーネット杯栗毛賞（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で安部幸夫騎手（9戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、エーシンファステムに交わされて1馬身差の2着となった。

11月9日、中1週で迎えた18戦目は、森島貴之騎手初勝利記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で安部幸夫騎手（10戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた19戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で安部幸夫騎手（11戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた20戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で安部幸夫騎手（12戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた21戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C19（笠松ダート1400m 雪/不良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

5歳（2011年）

1月10日、中0週で迎えた22戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた23戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C24（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

2月1日、中0週で迎えた24戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、一般C24（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた25戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた26戦目は、りょうが5歳誕生日記念（笠松ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚研司騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

3月15日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた27戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚研司騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

4月4日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた28戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚研司騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

4月25日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、一般C22（笠松ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大塚研司騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

5月9日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた30戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた31戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は大塚研司騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた32戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（7戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた33戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

9月20日、中9週で馬体重を前走から27kg減らして迎えた34戦目は、一般C20（笠松ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で島崎和也騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた35戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C19（笠松ダート800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

10月11日、連闘で迎えた36戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般C20（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。