チアズウイナー（2004年生、母ダーケストスター）

チアズウイナー（2004年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勝者」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時19歳）と交配したダーケストスターが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）武田牧場。戦績は、中央平地14戦2勝。主な勝ち鞍は2006年のポインセチア賞(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、武田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、北村キヨ子によって4,567.5万円で落札された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

6月24日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のオープンザゲートを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月18日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

12月3日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳500万下のポインセチア賞（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のコンゴウダイオーを3/4馬身振り切って優勝

3歳（2007年）

1月28日、中7週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのバイオレットステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた5戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

4月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の立待岬特別（函館芝1200m 曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

9月16日、中5週で迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の葛飾特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

10月20日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

4歳（2008年）

5月31日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい16着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦2勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。