サクラサイクロン（2010年生、母サクラスティリー）

サクラサイクロン（2010年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋サイクロン」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時16歳）と交配したサクラスティリーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方16戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の一般C3-4。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

3月30日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

7月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したホープウェルにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月15日、連闘で迎えた4戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイダテンハンターに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月10日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた6戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の片平淳一美樹結婚特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のパワーオブシャドーに1馬身半の差をつけて優勝

10月7日、中1週で迎えた9戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアポロチャームに7馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

10月20日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウインキングストンを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

10月27日、連闘で迎えた11戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（6戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るイダテンハンターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月23日、中3週で迎えた12戦目は、田野二十三士公園特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（7戦4勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

11月30日、連闘で迎えた13戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3ハ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったコスモイチモンジに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月25日、中3週で迎えた14戦目は、中塚睦仁記念特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

4歳（2014年）

2月8日、中5週で迎えた15戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（9戦4勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

5月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、冷やしあめ特別（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（10戦4勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（11戦4勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた18戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（12戦4勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。