タマノジュメイラ（2016年生、母パーソナルブレーン）

タマノジュメイラ（2016年2月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+美しい(アラビア語)。玉の肌のように美しい馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンカーク（当時10歳）と交配したパーソナルブレーンが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月15日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露し、3着に入った。

8月11日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

12月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

12月28日、中2週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2019年）

3月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたマジストラル決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中3週で迎えた7戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のイフユーワナに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、レッドイリーゼに交わされて1馬身差の2着となった。

10月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

11月3日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

4歳（2020年）

2月9日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの日田特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

5月24日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月14日、中2週で迎えた14戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

8月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始15番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、6着に入り込んだ。

9月20日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。17頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に敗れた。

5歳（2021年）

1月16日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月13日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

2月20日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラスの八幡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

4月11日、中6週で迎えた21戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

7月4日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

8月22日、中6週で迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のレッドゼノンに5馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

6歳（2022年）

1月8日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝3200m 外→内晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は草野太郎騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月18日、中5週で迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内雨/良）に出走。鞍上は草野太郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた31戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（4戦1勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で草野太郎騎手（5戦1勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。13着に終わった。

2022年11月2日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。