ヤマノボンバー（2011年生、母エクスカベーション）

ヤマノボンバー（2011年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋爆破、撃破」。毛色は芦毛。種牡馬のシルバーチャーム（当時17歳）と交配したエクスカベーションが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）富川田中牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方9戦4勝。主な勝ち鞍は2013年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富川田中牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、澤村敏雄によって315万円で落札された。

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

8月4日、デビュー戦は中井裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

9月7日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた3戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた4戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウイチオシに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月20日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

11月2日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のボールドジャパンを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月16日、中1週で迎えた7戦目は、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田翼騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

12月22日、中4週で迎えた8戦目は、2歳500万下の樅の木賞（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で和田翼騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

3歳（2014年）

1月6日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で和田翼騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

6月15日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

7月20日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

9月6日、中6週で迎えた12戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は義英真騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1900m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で義英真騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は義英真騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

4歳（2015年）

1月11日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は高倉稜騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた20戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

7月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた22戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、京都畜産特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず最後はニイハオジュウクンと並んで6着同着となった。

7月29日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた23戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、淡路島まつり特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアップルシェアに7馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

8月21日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリノハナミチに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

9月10日、中2週で迎えた25戦目は、ひょうご雪姫ポーク特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦政宏騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るブードゥーロアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

10月1日、中2週で迎えた26戦目は、丹波市秋のウマいもん!「丹波栗」特別（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で松浦政宏騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のキョウワアーサーに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月30日、中3週で迎えた27戦目は、大阪スポーツ賞（園田ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で松浦政宏騎手（4戦4勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた28戦目は、近江米特別（園田ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で松浦政宏騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

12月30日、中4週で迎えた29戦目は、日高軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で松浦政宏騎手（6戦4勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

5歳（2016年）

1月21日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上A1（園田ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で松浦政宏騎手（7戦4勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。