メジロロベルタ（1988年生、母メジロパンテーラ）

メジロロベルタ（1988年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のモガミ（当時12歳）と交配したメジロパンテーラが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）吉田ファーム。戦績は、中央平地9戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年のうぐいす賞(500万下牝)。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

12月1日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は492kg。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマツリンドウにアタマ差届かず2着となった。

12月23日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のセノエリュウオーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1991年）

1月13日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定4歳500万下の呉竹賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

2月17日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定4歳500万下のうぐいす賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のメジロシャネルをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

3月10日、中2週で迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのチューリップ賞（中京芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた6戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の桜花賞（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた7戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。20頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

8月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上900万下の潮騒特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。