ディアマンボウ（2008年生、母ラッシュトゥウィン）

ディアマンボウ（2008年5月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋マンボウ。本馬のフワっとした独特の体型より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時12歳）と交配したラッシュトゥウィンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）齊藤英牧場。戦績は、中央平地10戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

7月17日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るペプチドサクシードを猛烈な末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

8月8日、中2週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

3歳（2011年）

9月17日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のグランドシャープに3馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

10月16日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上1000万下の角田浜特別（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦2勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

12月25日、中5週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

4歳（2012年）

4月14日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

6月24日、中9週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したマイディアソングにアタマ差届かず2着に惜敗した。

7月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のキンショーユウジャに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

9月15日、中9週で迎えた10戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。