コイノキセキ（2005年生、母スダリーフ）

コイノキセキ（2005年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「恋の奇跡」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時8歳）と交配したスダリーフが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は清水スタッド。戦績は、中央平地3戦0勝、地方5戦2勝。主な勝ち鞍は2008年の小岩井純良バター杯(一般C2十一)。

経歴

デビュー前

田子冬樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

10月13日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

3歳（2008年）

9月15日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のドリームオブワイをクビ差振り切って初白星を挙げた。

10月13日、中3週で迎えた3戦目は、小岩井純良バター杯（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカネツブラボーを3/4馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

12月15日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2009年）

12月20日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から7kg絞って迎えた5戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

5歳（2010年）

3月20日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた7戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、犀川特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、九十九湾特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。