グランドジュビリー（2017年生、母パシオンルージュ）

グランドジュビリー（2017年2月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「バラの品種の一つ。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時14歳）と交配したパシオンルージュが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、保坂和孝によって4,536万円で落札された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

8月3日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。

3歳（2020年）

6月21日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

8月1日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

9月2日、中4週で迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のヒヤデス特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

4歳（2021年）

2月9日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた5戦目は、山田雄大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のチャームインレースに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月2日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田雄大騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田雄大騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダノンルミナを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて2勝目を挙げた。

4月15日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田雄大騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた9戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5歳（2022年）

2月17日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオウムアムアを猛烈な末脚で3/4馬身差し切って制した。

5月26日、中9週で迎えた12戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

7月14日、中3週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったコパノミッキーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月11日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた16戦目は、クローバー賞（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るノーフェイクを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月7日、中3週で迎えた17戦目は、シクラメン賞（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で笹田知宏騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るムーンコムレードを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って制した。

10月27日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

6歳（2023年）

2月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた19戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた20戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスプランディッドに2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

3月16日、中2週で迎えた21戦目は、姫路のラジオ局FMゲンキ特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

5月5日、中6週で迎えた22戦目は、カーネーション賞（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（7戦3勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた23戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2二（園田ダート1230m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したダイヤモンドフジにハナ差届かず2着となった。

6月14日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上B2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた25戦目は、桜桃特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた26戦目は、盛夏特別（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた27戦目は、園田サマーダッシュ（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

8月31日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

10月27日、中7週で迎えた29戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、ベゴニア賞（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた31戦目は、ヒイラギ賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（8戦3勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るベラジオボッキーニを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて7勝目を収める

12月19日、中2週で迎えた32戦目は、さざんか賞（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（9戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したカルラファクターを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

7歳（2024年）

1月11日、中2週で迎えた33戦目は、スイセン賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（10戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。