カルラファクター（2019年生、母ワイズドリーム）

カルラファクター（2019年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「屋号+父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のザファクター（当時11歳）と交配したワイズドリームが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山岡牧場。主な勝ち鞍は2022年の令和4年度オープニング賞(B3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山岡牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって572万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、井上修一によって1,320万円で落札された。

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

6月27日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

12月4日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた3戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2022年）

1月9日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

2月26日、中6週で迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

4月3日、中4週で迎えた6戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の令和4年度オープニング賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のプライムアクターに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月17日、中1週で迎えた7戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の玄&千紗都結婚記念杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のピースイギーに1馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

5月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

5月9日、連闘で迎えた9戦目は、3歳戦のシレネ特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スノーフォックスに交わされて1馬身差の2着となった。

5月22日、中1週で迎えた10戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の娯楽のグランゼーラ杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の菖蒲特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったサエチに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のラークスパー賞（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のタマモトレゾールをアタマ差振り切って優勝

7月18日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦の小舞子海岸特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた14戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の石崎奉燈祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

8月25日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた15戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鶫特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のドキに3馬身の差をつけて4勝目を収める

9月15日、中2週で迎えた16戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の啄木鳥特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

10月10日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、全国とつながる1万人の笑顔の交流賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のダイユウライラックに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月8日、中3週で迎えた18戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

12月12日、中4週で迎えた19戦目は、よみラン☆ジュエルミネーション2022（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神でしぶとく粘り込んで、最後は2着のテンクウノツバサに1馬身の差をつけて制した。

4歳（2023年）

1月4日、中2週で迎えた20戦目は、C1一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、モンディアマンに交わされて6馬身差の2着となった。

2月3日、中3週で迎えた21戦目は、節分草賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた22戦目は、岩ガキ「鶴宝」を真鶴町に食べに行こう記念（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

4月4日、中4週で迎えた23戦目は、神速賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた24戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のコスモツカサに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月12日、中2週で迎えた25戦目は、SKNフラッシュ8カップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月16日、中4週で迎えた26戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

7月19日、中4週で迎えた27戦目は、3歳以上B2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた28戦目は、丹波篠山牛特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のニコシーナに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月17日、中1週で迎えた29戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、加東で乾杯!山田錦デー（園田ダート1230m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、ナムラコマチにハナ差交わされて2着に惜敗した。

9月7日、中2週で迎えた30戦目は、地方競馬騎手候補生募集中!受験してみま賞（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

12月19日、約3か月半の休み明けで迎えた31戦目は、さざんか賞（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のグランドジュビリーに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2024年）

1月11日、中2週で迎えた32戦目は、スイセン賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のメイショウオニテに4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

2月1日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上B1（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（8戦4勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

3月21日、中6週で迎えた34戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のネネに2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

4月3日、中1週で迎えた35戦目は、スズラン賞（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（10戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。