テンクウノツバサ（2019年生、母チーティンハート）

テンクウノツバサ（2019年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「天空の翼」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時12歳）と交配したチーティンハートが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は清水牧場。主な勝ち鞍は2023年の三浦国際市民マラソン特別(一般C2一二)。

経歴

デビュー前

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

12月28日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

3歳（2022年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったネイリッカに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

4月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

5月22日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、サトノストロングに交わされて3馬身差の2着となった。

6月12日、中2週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた8戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

8月13日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田辺裕信騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

2022年8月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月8日、中9週で迎えた11戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く最後はダイユウライラックと並んで7着同着となった。

12月12日、中4週で迎えた12戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、よみラン☆ジュエルミネーション2022（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したカルラファクターを差し切れず、1馬身差の2着となった。

4歳（2023年）

1月1日、中2週で迎えた13戦目は、二鷹賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池谷匠翔騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

1月19日、中2週で迎えた14戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、シュンラン賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた15戦目は、王者の眼差し賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は池谷匠翔騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた16戦目は、レコードな町にいかっぷ（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池谷匠翔騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

5月3日、中8週で迎えた17戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

5月17日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた19戦目は、金蓮花賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で新原周馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた20戦目は、フォアグラ賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた21戦目は、三浦国際市民マラソン特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は新原周馬騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のデルマニンフに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月24日、中3週で迎えた22戦目は、鎧賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原周馬騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

9月15日、中2週で迎えた23戦目は、軍配賞（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で新原周馬騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた24戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三四ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた25戦目は、甲冑賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は新原周馬騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた26戦目は、馬い!八丈島青レモン発売記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた27戦目は、バーボン賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は新原周馬騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

12月14日、中4週で迎えた28戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド川崎第3戦（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

5歳（2024年）

3月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、カラスミ賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は新原周馬騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた30戦目は、加藤雄真騎手を鞍上に迎えて、ドリーミー賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。