メイショウオニテ（2016年生、母エリモパンサー）

メイショウオニテ（2016年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+鬼手より。勝利を決定付ける一手」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時13歳）と交配したエリモパンサーが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はまるとみ冨岡牧場。主な勝ち鞍は2018年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

石橋守厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

9月17日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のプロムを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月3日、中3週で迎えた3戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

3歳（2019年）

1月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、3歳500万下の若菜賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月16日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

3月16日、中3週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月29日、中5週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

10月13日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

10月19日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

4歳（2020年）

1月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラスの合馬特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（8戦1勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず11着に敗れた。

5月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラスの喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（9戦1勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

6月14日、中5週で迎えた14戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

9月6日、中7週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

11月8日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

5歳（2021年）

2月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦0勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（10戦1勝）。17頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

6月5日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた22戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

7月17日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、勝ったブロンズレッドにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

9月5日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

6歳（2022年）

1月23日、約4か月半の休養明けで迎えた26戦目は、4歳以上1勝クラスの八幡特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（3戦0勝）。17頭立ての7番人気で18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

4月23日、中8週で迎えた28戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた29戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

7月2日、中7週で迎えた30戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの秋吉台特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

8月11日、中5週で迎えた31戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ハローチュースに交わされて1馬身差の2着となった。

8月31日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタガノカリュウドに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7歳（2023年）

1月10日、約4か月半の休み明けで迎えた33戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中田貴士騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のタガノカリュウドを半馬身振り切って久々の実戦を制した。

2月7日、中3週で迎えた34戦目は、小野市白雲谷温泉ゆぴか特別（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中田貴士騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた35戦目は、菜の花賞（姫路ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中田貴士騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったディスケガウデーレに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3月15日、中2週で迎えた36戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、タンポポ賞（姫路ダート800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリリーマイスターに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月6日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。鞍上は中田貴士騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（6戦2勝）。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、勝ったメイプルシスターに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

5月3日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた39戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

5月31日、中3週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた40戦目は、濱尚美騎手を鞍上に迎えて、青葉特別（園田ダート1230m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月28日、中3週で迎えた41戦目は、DASH福山駅前開設10周年記念（園田ダート1230m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で濱尚美騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

12月31日、約6か月の休養明けで迎えた42戦目は、大晦日ファイナルダッシュ（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は大柿一真騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

8歳（2024年）

1月11日、中1週で迎えた43戦目は、スイセン賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は中田貴士騎手（7戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったカルラファクターに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

1月23日、中1週で迎えた44戦目は、姫路和牛特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大柿一真騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた45戦目は、小野市白雲谷温泉ゆぴか特別（姫路ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は中田貴士騎手（8戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。