メイプルシスター（2019年生、母ビューティサン）

メイプルシスター（2019年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+姉妹」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパイロ（当時14歳）と交配したビューティサンが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。2023年の園田FCスプリント(地方重賞)に勝利した他、2022年のヒロインカップ(牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大山寿文厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2021年）

7月7日、デビュー戦は鴨宮祥行騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート820m 雨/不良）に出走。馬体重は463kg。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したダイヤモンドダストに半馬身届かず2着となった。

7月29日、中2週で迎えた2戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るラッキーライズを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

8月19日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフセノコーラルに約10馬身の大差をつけて勝利を手中に収めた。

9月23日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた5戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の兵庫若駒賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

11月21日、2歳1勝クラスの秋明菊賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は鴨宮祥行騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

12月25日、中4週で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

3歳（2022年）

1月15日、中2週で迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスの菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた9戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスの春菜賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスのデイジー賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた11戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつくし特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したグレタにアタマ差届かず2着となった。

4月19日、中2週で迎えた12戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の零れ桜特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦の鵜鮎特別（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

6月15日、中4週で迎えた14戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのヒロインカップ（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ユメミルボニータに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月29日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のクイーンカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

12月31日、約6か月の休養明けで迎えた16戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、オッズパークファイナルカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

4歳（2023年）

2月8日、中5週で迎えた17戦目は、アネモネ賞（姫路ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたカムバルアタ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

2月22日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上B2（姫路ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアイアンフラワーに3馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

4月20日、中7週で迎えた19戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（6戦2勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のメイショウオニテに6馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月4日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（7戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイズジョードリームに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月25日、中2週で迎えた21戦目は、山本屋太三騎手を鞍上に迎えて、丹波篠山茶特別（園田ダート820m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメイプルグレイトに1馬身3/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月22日、中3週で迎えた22戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の園田FCスプリント（園田ダート820m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のパーに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月25日、中4週で迎えた23戦目は、地方重賞の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永井孝典騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

10月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた24戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、日本酒で乾杯のまち多可町特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

11月22日、中4週で迎えた25戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は永井孝典騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

12月31日、中5週で迎えた26戦目は、大晦日ファイナルダッシュ（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永井孝典騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディスケガウデーレに5馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

5歳（2024年）

2月6日、中4週で迎えた27戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、春告鳥スプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

3月21日、中5週で迎えた28戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた29戦目は、疾風迅雷賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。