アイアンフラワー（2018年生、母アイアンクリッパー）

アイアンフラワー（2018年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+花」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時21歳）と交配したアイアンクリッパーが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はグローリーファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳以上C1一。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

11月28日、デビュー戦は山田敬士騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

3歳（2021年）

2月27日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したノボベルサイユを差し切れず、3馬身差の2着となった。

3月20日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

6月16日、中5週で迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のマサハヤリュウに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月8日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマジックガールに約10馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

7月29日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のクールシャワーをアタマ差振り切って勝利をモノにする

10月24日、中7週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

11月20日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はバタバタになってしまい18着に終わった。

4歳（2022年）

3月6日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

5月8日、中8週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は山田敬士騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

8月7日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

10月10日、中8週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた16戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

2022年10月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月14日、中7週で迎えた17戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5歳（2023年）

1月3日、中2週で迎えた18戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、園田迎春スプリント（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた19戦目は、大寒特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は長谷部駿弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた20戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、アネモネ賞（姫路ダート800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた21戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（姫路ダート800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったメイプルシスターに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

3月15日、中2週で迎えた22戦目は、タンポポ賞（姫路ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は長谷部駿弥騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上B2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷部駿弥騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は永井孝典騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月25日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は長谷部駿弥騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

6月9日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート820m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で長谷部駿弥騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

6月30日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた28戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート820m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長谷部駿弥騎手（6戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた29戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、盛夏特別（園田ダート820m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

8月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、園田サマーダッシュ（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は永井孝典騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は長谷部駿弥騎手（7戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた32戦目は、食べようひょうごの畜産物賞（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷部駿弥騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月12日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた34戦目は、但馬牛特別（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月23日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したディスケガウデーレに半馬身届かず2着となった。

12月14日、中2週で迎えた36戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したアメリカンベイビーを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

2021年8月27日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

6歳（2024年）

3月28日、約3か月半の休み明けで迎えた37戦目は、ムスカリ賞（園田ダート820m 雨/稍重）に出走。鞍上は長谷部駿弥騎手（9戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた38戦目は、SAKURAダッシュ（園田ダート820m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で長谷部駿弥騎手（10戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた39戦目は、APRILダッシュ（園田ダート820m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で長谷部駿弥騎手（11戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のワンダーカラフルに2馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。