ノボベルサイユ（2018年生、母ノボプレシャス）

ノボベルサイユ（2018年2月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+フランスの地名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時5歳）と交配したノボプレシャスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。2023年の柿生スプリントで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

12月12日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3歳（2021年）

2月13日、中8週で迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたマイナーズライト決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

2月27日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のアイアンフラワーに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3月21日、中2週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したジェセニアに半馬身届かず2着に敗北した。

11月20日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

12月19日、中3週で迎えた6戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

4歳（2022年）

1月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

1月23日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のニシノミズカゼに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月28日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山和生騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

6月26日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスのリボン賞（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

9月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

11月19日、中7週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（4戦2勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

12月11日、中2週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの夙川特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

5歳（2023年）

2月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月8日、中5週で迎えた15戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの葛飾特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく14着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた16戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

6月14日、中5週で迎えた17戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一騎当千賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた18戦目は、あふれる甘さをお届け!菜速あやせコーン杯（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた19戦目は、快刀乱麻賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったミツカネプルートに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

8月25日、中3週で迎えた20戦目は、やまなみ五湖「津久井湖」賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったサンダーゼウスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中2週で迎えた21戦目は、山紫水明賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のアスカリをクビ差振り切って久々に勝利を挙げた。

10月12日、中3週で迎えた22戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、柿生スプリント（川崎ダート900m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた23戦目は、疾風怒濤賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6歳（2024年）

3月13日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、景星鳳凰賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた25戦目は、疾風迅雷賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。