ニシノミズカゼ（2018年生、母フィールドメジャー）

ニシノミズカゼ（2018年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+瑞風」。毛色は栗毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時7歳）と交配したフィールドメジャーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中田英樹。戦績は、中央平地2戦1勝。主な勝ち鞍は2020年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月28日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のニシノライトニングに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月14日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、2歳1勝クラスのオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

3歳（2021年）

1月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（中京ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

7月31日、約6か月の休養明けで迎えた5戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

9月11日、中3週で迎えた7戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

9月18日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は永野猛蔵騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は力尽きて13着に敗れた。

12月19日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

4歳（2022年）

1月23日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で永野猛蔵騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したノボベルサイユを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

2月6日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で永野猛蔵騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月17日、約7か月半の休養明けで迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で永野猛蔵騎手（6戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり15着に敗れた。

10月23日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で永野猛蔵騎手（7戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

12月28日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではいいところがなく15着に終わった。

5歳（2023年）

1月22日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（8戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

2月11日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、大久保友雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

2023年2月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月20日、中9週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた19戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、アティ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出し、3着に入った。

5月10日、中2週で迎えた20戦目は、ドッグス・ノーズ賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた21戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、ストーン・フェンス賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1三四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1二三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた24戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、馬事畜産振興協議会賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

9月7日、中4週で迎えた25戦目は、菅原涼太騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三四（大井ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

9月22日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1三四五（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原涼太騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカノアレディーを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。

11月2日、中5週で迎えた27戦目は、一般C1三四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原涼太騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に敗れた。