ニシノライトニング（2018年生、母ニシノモンクス）

ニシノライトニング（2018年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+稲光」。毛色は鹿毛。種牡馬のアポロキングダム（当時15歳）と交配したニシノモンクスが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上欽哉。2023年の’23ウインタースプリントで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月13日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 雨/不良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

7月12日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したニシノミズカゼを差し切れず、5馬身差の2着となった。

8月1日、中2週で迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

9月20日、中6週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと末脚を伸ばして、最後は2着のビーマイベイビーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2021年）

2月7日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた7戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では稲妻のようなを披露し、5着に入り込んだ。

5月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた10戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

7月11日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（6戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

9月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

10月2日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のフェスティヴノンノを半馬身振り切って制した。

10月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの河口湖特別（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

12月28日、中7週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスのベストウィッシュカップ（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野中悠太郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2022年）

1月10日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で野中悠太郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で野中悠太郎騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のロコポルティに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月27日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で野中悠太郎騎手（7戦2勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上3勝クラスの春風ステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で野中悠太郎騎手（8戦2勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のベイビーボスをクビ差振り切って4勝目を挙げた。

4月30日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、天王山ステークス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で野中悠太郎騎手（9戦3勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

9月24日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた21戦目は、ながつきステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で野中悠太郎騎手（10戦3勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

11月13日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた22戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（阪神ダート1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

2022年11月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月31日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、おおとり賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

5歳（2023年）

1月26日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、’23ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したスターシューターを差し切れず、1馬身差の2着となった。

2月24日、中3週で迎えた25戦目は、如月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月27日、約10か月の休養明けで迎えた26戦目は、菅原涼太騎手を鞍上に迎えて、KRAトロフィー（大井ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。