カムバルアタ（2018年生、母コーリンスピカ）

カムバルアタ（2018年4月20日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「キルギスの神話に登場する馬の守護神の名」。毛色は芦毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時22歳）と交配したコーリンスピカが7歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前谷武志。主な勝ち鞍は2021年の3歳C1二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、伊藤恵子から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、岸本英文によって864万円で落札された。

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月18日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は514kg。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

12月26日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

3歳（2021年）

1月26日、中3週で迎えた3戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた4戦目は、木本直騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

2月18日、連闘で迎えた5戦目は、3歳戦の妙見山特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木本直騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた6戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（姫路ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月21日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1230m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のビーザベストをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

6月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエコロブラストを3/4馬身振り切って2勝目をゲットした。

6月23日、中2週で迎えた10戦目は、3歳B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のシャインリッパーに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

7月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で笹田知宏騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のボクラノユメに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月4日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹田知宏騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で笹田知宏騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた14戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴェルナーに5馬身の差をつけて優勝

12月29日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（7戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、ラインポラリスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2022年）

1月14日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（8戦4勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（9戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

3月1日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で笹田知宏騎手（10戦4勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスマートオーブを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて6勝目を収める

3月15日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹田知宏騎手（11戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた20戦目は、そのたんお誕生日記念 4歳以上特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で笹田知宏騎手（12戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた21戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（13戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったバルボアに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月3日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（14戦5勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

5歳（2023年）

1月17日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から27kg減らして迎えた24戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（姫路ダート800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテレーザに6馬身の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

2月8日、中2週で迎えた25戦目は、アネモネ賞（姫路ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメイプルシスターを半馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

3月7日、中3週で迎えた26戦目は、たつの赤とんぼ特別（姫路ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したイズジョードリームを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4月6日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた28戦目は、カーネーション賞（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた29戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート820m 曇/重）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったムーンコムレードに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月21日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた31戦目は、3歳以上C1（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヴィーガンに2馬身半の差をつけて休み明け初戦を制した。

12月14日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた32戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6歳（2024年）

1月3日、中2週で迎えた33戦目は、園田迎春スプリント（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（8戦3勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

2月6日、中4週で迎えた34戦目は、4歳以上B2（姫路ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（9戦3勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず3着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた35戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、ミモザ賞（姫路ダート800m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月27日、中4週で迎えた36戦目は、タンポポ賞（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた37戦目は、SAKURAダッシュ（園田ダート820m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプロティオスミノルに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。