ラルティスタ（2007年生、母セクシーココナッツ）

ラルティスタ（2007年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「芸術家（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時12歳）と交配したセクシーココナッツが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田一夫。戦績は、中央平地19戦3勝。主な勝ち鞍は2011年の雷光特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額600万円（1.2万×500口）で一口馬主が募集された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

7月12日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月4日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のストロングリゲルに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月22日、中6週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

3歳（2010年）

6月27日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた7戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

4歳（2011年）

3月5日、約8か月の休み明けで迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の大牟田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

4月30日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

7月31日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた10戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のフェイスフルラバーに半馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

9月4日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月15日、中5週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の雷光特別（新潟芝1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。最後は、2着のスマートムービーをクビ差制して制した。

11月26日、中5週で迎えた13戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の醍醐ステークス（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

5歳（2012年）

4月15日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず14着に終わった。

5月20日、中4週で迎えた15戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月21日、中8週で迎えた16戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の飛騨ステークス（中京芝1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた17戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の長岡ステークス（新潟芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず13着に終わった。

9月17日、中4週で迎えた18戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の仲秋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

10月21日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の轟ステークス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。